2017/11/30

第19回効果絶大!!健康塾「牛乳神話を斬る」1

健康
医学
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ところが、赤ちゃんの場合にはまだ腸の消化器能力が弱いため、タンパク質が完全に分解されない。アミノ酸の一つ手前のペプタイドの段階で吸収されてしまう。赤ちゃんは腸管壁のメッシュがまだ荒いため、ペプタイドのような分子の大きな物質も吸収してしまうからである。


母乳の場合でもペプタイドの形で吸収されることもありうるが、これは同種たんぱくだから心配ない。牛乳のような異種たんぱくが血液の中に入ってしまうと、赤ちゃんの体にはたちまち"拒否反応"が起こり様々なダメージを受けてしまうのだ。


このように牛乳に含まれているタンパク質は、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては猛毒の異種たんぱくである。世のお母さん方はこの基本を知っておく必要がある。よって牛乳はタンパク質の宝庫とする生産者側の主張は、言葉を変えれば赤ちゃんに大量の毒素を飲まそうということになる。これは本来医学の常識であるべき事柄だ。


しかし、欧米食を最高の理想食品と称える戦後の西洋栄養学路線の中で、この常識が覆い隠されてしまい、"栄養価が高い食品"という牛乳の良い面ばかりが強調され、マイナス面は禁句になってしまった。医師ですら言いにくい雰囲気の中で、一般の消費者が気づくわけがない。そもそも哺乳類の赤ちゃんは、すべからく乳を飲んであんなに巨大化していくのだから栄養価が高いのは当然だ。


牛乳の害を長年、指摘してきた岐阜県の医師、亀山静雄氏はこう言っておられる。
「牛乳は大変、体質に悪い食品です。その栄養価が宣伝される一方で、牛乳によって引き起こされる病気があることも知っておかなければなりません。いくら栄養学が何かにこじつけても、牛乳は牛の子供が飲むものです。人間同士には何の関係もありません。異種たんぱくです。体質に合わなければひどい目に合うのがアレルギーです。キノコやフグにも毒があるように、合わない人にとっては毒物です。牛の毒だから"モー毒"です」。なかなか面白い医師だ。


東京武蔵の真弓小児科医院院長、真弓定夫氏も牛乳毒害の信念を貫いて来た一人だ。その真弓氏は体験を踏まえて次のように強く警告される。

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