牛乳が体に悪い理由、そしてお腹を下すのは、ここがポイント!!
分解されない乳糖が大腸まで行くため、お腹がゴロゴロして下痢をしたり、悪玉菌が増えて悪さをしたりするのである。それで哺乳類の赤ちゃんは、ひとりでにおっぱいから離れて、自分の餌を探すようになっていく。
子供でも、大人でも牛乳を飲んだら、腹を下す人がいるが、牛乳は体質に合わないという程度で解釈を終わらせているがとんでもないことだ。こういった原理で腹をこわしているのだから、このようなものは普通は「毒」というのだが、そうなっていないのがおかしいわけだ。
前静岡県立大学学長で、東京大学名誉教授の星猛氏は、生理学の専門家の立場から、人間の健康に欠かせないと言われる「牛乳神話」に対し、次のような疑問を投げかけている。
「ミルクというのは哺乳動物だけにしかありません。哺乳類の赤ちゃんは生まれた直後から体温が高いので、すぐに高脂肪高タンパクの栄養与えないと死んでしまいます。そのために神様が用意してくれたのが、「おっぱい」なんです。赤ちゃんは乳房にすがりついてどんどん成長しますが、いつまでもあたたかくて高栄養のミルクにしがみついていたらどうなりますか?
自分で餌を探す能力が発達しませんし、外敵が襲ってきたとき親子ともどもやられてしまいます。だから、神様は子供に「反ミルク体制」という「離乳機構」を作って、乳離れをさせるんですね。それなのに、人間が離乳期後も子供に牛乳を飲ませたり、大人になってからも飲み続けるのは、全く自然の摂理に逆らう行為なんです」。実に単純明快、お見事!