第81回効果絶大!!健康塾「耳鳴りという厄介な病」4
どこもしてくれない新田式(しんでんしき)補聴器治療
新田先生の治療を受けるには栃木県の宇都宮済生会病院まで通院しなければならない。私が住む岡山から宇都宮までは遠い。そこで岡山市内岡山県内で同様の治療を受けられないかと思い探したが結果としてただの一院もなかった。それでも補聴器治療と銘打っている耳鼻科を岡山市と倉敷市の境にある早島という所にあるのを見つけて行ってみたが、難聴の患者に補聴器を勧めるだけにしか過ぎない、およそ補聴器治療には程遠い内容でしかなかった。
そこの院長に新田氏のことを聞いてみたら、知ってはいるが信望している様子はなく、そのような治療を行っている人がいるといった程度の認識であった。この医者もまた耳鳴りは治らないという確信をもった耳鼻科医にしかすぎなかったので、そういった貴重な情報に接しても好奇心を持ち探求することなく従来のスタンスを変えていないのだ。おおよそこのような姿勢の医師が多いのだろうと思う。
耳鼻科には補聴器メーカーがついていてそこで購入できる仕組みがあった。そこでドイツ製のシーメンスを扱う補聴器屋との出会いがあった。補聴器に関心を示すと無料貸し出しをしてくれると言うので人生で初めて補聴器なる機器を耳に装着してみた。
してはみたが何も変わらない。なにせ私の場合は耳はよく聞こえており何の不自由もないために補聴器をつけても音環境に変化はない。ただ耳に違和感があるだけで「聞こえ」に変化はない。だから普通に補聴器をつけたところで治療にはならない。