第78回効果絶大!!健康塾「耳鳴りという厄介な病」1
友人のなかにはガン患者もいれば、パーキンソン病患者もいれば、認知症で入院した人もいれば、事故により障害が残っている人もいる。痛風に悩まされている人、高血圧の人、糖尿の人、心臓に問題のある人、まるで病気のデパートのようにありとあらゆる病気に罹患する人、そして悲しいことにとうとう病で死んでしまった友人も何人かいる。
この世は楽しいことが多くあるものの、見方を変えると「病気と死」の世界であると言える。終の棲家ではなく、決して楽園でもない。事故にあったり殺されない限りこの世の生命の終わりはこないものだが、平和の続く世界では人は等しく何らかの病気になって死亡することになる。
よって人生という旅の途中か終わりに全ての人に必ずあるであろう、「病とどう立ち向かうか」というテーマを避けて通ることができないのが人間の宿命と言える。今回の健康塾では医学健康に関する本など使うことなく、私が罹った病気を題材に書こうと思った。やはり自分で体験した文章には力と説得力があるものだから。