第77回効果絶大!!健康塾「60歳からのちよっとした健康論」後編

第77回効果絶大!!健康塾「60歳からのちよっとした健康論」後編



第77回効果絶大!!健康塾は今までの総括でもある。私はこれを言いたいのだ。


小太りの方が長生きする
前出の和田秀樹先生は「60歳以上の人は小太りの方が長生きする」と述べられている。医療現場で6000人以上もの高齢者と向き合って経験知でそう言われているのだからその通りだろうと思う。スタイルは異性にもてる要素の一つになるものの、こと長生きの観点からするとナイスバディが長生きでもないようだ。


だから「60歳を超えてのダイエットは決して健康には直結しない」と断言する。ただ小太りではなく肥満・超肥満な人にとってはそうとは限らない。BMIが35を超えているメタボは減量すべきである。


メタボの指標としてBMIがある。[体重(kg)÷身長(m)の２乗]の数式で導き出され、18.5～25の間が健康ということになっている。ところが統計を取ってみると40歳時点で平均余命が長かったのは25～30の集団だったという。いわゆる男女ともナイスバディではなくぽっちゃりしている人の方が長寿であるという。