第70回効果絶大!!健康塾「ワクチン接種者、未接種者、どちらが感染しやすいのか」2
世界の予防効果は20%、日本では90%
前回述べたように、ワクチン未接種者の方が、接種者より明らかにより多く感染したように見える「嘘の統計グラフ」が作成されていた件は、名古屋大学の小島名誉教授が「新型コロナワクチンに関するあるデータの扱いがおかしい」と厚労省に指摘したことによって本件は明るみに出たのだが、いったいどこが不自然だったのだろうか?
「海外の報告を見るとオミクロン株にはワクチンの予防効果がかなり減ってしまったという話が1月の時点であった。ところが厚労省が出しているデータを見ると予防効果がすごくいいんですね。海外では予防効果が20%になったというのに、日本では最初の治験のデータと同じでまだ90%あった。これはおかしいな、日本人は特別かなと」
厚生労働省は10万人あたりの新規陽性者数を、「ワクチンを打った」か「打たない」かで分けて公表している。打っていない人を赤、2回打った人を青、3回打った人を黄でグラフにすると、打っていない人の方が新規陽性者数が多いという結果。このグラフからはワクチンを打ったほうが感染しにくいと読み取れる。