専業主婦にシックハウス症候群は多い
シックハウス症候群になる人とならない人がいる。これはどんな病気も同じで、人それぞれの耐性が異なるからだ。ただし、専業主婦のほうがシックハウス症候群になる確率が高い。
それは、大人の男女では家の中に滞在している時間が違うことが要因になっているからである。専業主婦はだいたい一日に22時間家にいると言われている。ところが、ご主人は朝早く出て残業、飲み会、付き合いなどで、自宅にはなかなか帰宅しない。夜中11時に帰宅と言うのもよくあること。家にはたった7~8時間しかいないわけだ。
すると、専業主婦はご主人よりも三倍も家の中にいることとなる。もし家の中の空気が汚れていると、ご主人の三倍も汚染された空気を吸い続けていることになっている。
だから専業主婦の奥さんはシックハウスを発症したものの、御主人はピンピンしているということがある。シックハウス症候群は汚染された空気を吸った量に比例して症状が出る病気である。だから、発病した人は化学物質で汚染された空間を避けるようになる。次の例がそれにあたる。