現代医療に疑問を持つところから全てが始まる
医師や医療行為や薬を飲むことを疑ってみるべきである。いや、筆者は現代医療そのものを疑ってみることを薦める。病院の医師が施す通常医療という医師の行う治療法が、「病気を治す」という目的から遠く外れ病気を長引かせるばかりか、逆に患者の寿命を縮めることになっていたならばどうする?
筆者が医療への疑問をきっかけに探求した限り、残念ながら現代医学はそうなってしまっている。
「医者でもない、お前の言うことなど信じられるか」と、耳を傾けることなくそっぽを向くのは勝手だが、自分なりに医学の本質の勉強をしてみるべきである。日本人はあまりにも医者任せになりすぎている。それはあたかも、国家存続にとって最も重要な国防を米国という同盟国に丸投げし、真剣に軍事や祖国防衛と向き合わない日本人の性癖とそっくりでもあるかのようだ。
この世に生まれ出るとすぐに、いやすでに母親の体内にある時から現代医学、現代栄養学の洗礼を受け、動物の肉を食べ、砂糖を舐め、農薬漬けの農産物や食品添加物を多用された食物を食べ、医薬品を安易に服用するのが、一般現代人の日常生活だと言える。その生活が常識化しているので、何の疑問を持つこともない。
そしてこれを科学的、文化的な生活だと勘違いし、ましてや玄米菜食などは、野蛮人がすることぐらいにしか考えないのも、現代人の大多数が持つ通念である。このように、刹那的、物質的な生活しかできない一般現代人にとって、その誤った生活が原因で生じる病や苦しみをインスタントにごまかしてくれる現代医学こそ、まさにうってつけの治療法であり、麻薬でもある。現代医学と現代人は、「割れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)」の関係にあり、似た者同士が引き合っている関係学にある。