第41回健康塾「医者である前に人間であれ」3
X線診断は無駄、そのうえ危険
「現代医学は、ガンや慢性病の早期発見・早期治療を謳い文句に、人間ドックや集団検診を推進してきた。その際、種々のX線診断装置が用いられるが、我らは黙ってそれを無視していいのだろうか。これらの装置から発せられる放射線により人体は酸化し、発ガンする危険性や、ガンを進行させる危険性があるのに、である。
X線診断によりガンが発見されるメリットより、むしろX線による発ガンというデメリットの方が大きいのである。またこれらにより早期癌が発見されたとしても、その後の現代医学的な治療法では、患者さんにとっては何のメリットもないのである。こうした検査により発見されるガンは少なくとも1cm以上の大きさのものでなければならない。
したがって、発見された時点では既に進行した状態である。X線診断装置を用いてガンの転移病巣を見つけ出す際も、その病巣が1cm以上の大きさのものでなければならない。それ以下の病巣を発見が困難である。すると、おかしなことが起こる。現代医学は、手術前にCTやMRIで1cm以上の、病巣が見つからなかった場合や、術後に1cm以上のガン病巣や転移病巣が見つからなかった場合、「ガンは転移していない」とか「ガンは完治したのだ」と断言するのだ。