第35回効果絶大!!健康塾「医療保険を破綻させないための予防医学」1
「医療保険を破綻させないための予防医学」と題名をつけたが、本当は医療保険は既に破綻してしまっている。保険というのは、高度な数理計算によって、被保険者からの保険金死収入らより自己完結し個人への医療費を賄う仕組みのものなのだが、既に国家が保険金で賄えない医療費の四割も負担しているのだから、完全に「破綻」してしまっている。
そして、今後、このままいけば天文学的に医療費は増えていくことが確定してしまっているので、完全に破綻してしまうことが、「予測」ではなく、「確定」してしまっている。
だから、その医療保険をいかに破綻させずに回復させるかといった、マクロ的視点で提案をする医療論を論じる試みである。
本論考は、個人の「予防医療」への取り組みにより、医療保険破綻を回避させるばかりではなく、国家全体の医療費を削減させる医療保険救済論でもあるし、同時に個人救済論にもなっている。本来ではあれば、厚労省や医学会が考えることなのであろうが、同じ船に乗っている国民として、本論考をきっかけとして、医療費について考えてもらえれば筆者としては一つの目的を果たしたことになる。では始めよう。