2019/01/09

第34回効果絶大!!健康塾「精神免疫学の効能を知って生活すれば病気は治る」2

健康
医学
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第34回効果絶大!!健康塾「精神免疫学の効能を知って生活すれば病気は治る」2


「笑い」だけではない、「泣く」ことも免疫力を活性化させる
まず泣くことが、意外と笑うこと同様の効果効能があることを述べたあと、「笑う」「泣く」「感動する」といった、実に人間的な行為を「感性論哲学」の観点から論じたいと思う。現代人が忘れかけてしまっている感性が、知性、理性以上に偉大な影のフィクサーであることを知らせたいと思う。


元気で長生き、ピンピンコロリ(PPK)のコツは、「感動」することである。「感動する心」が免疫力を活性化させるのだ。人に話を聞いてもらうことも、そうなのだ。また大笑いも同様の効果があって、ガン細胞をやっつけてくれるリンパ球の一種ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる。

しかし、大笑いの反対、「泣く」ことも体に良く、NK細胞の活性が上がるという事実がある。この実験をしたのは、カルフォルニア大学ロサンゼルス校の精神医学講座のM・ケメニー教授で、彼女は精神神経免疫学も修めた心理学者でもある。

彼女はプロの俳優に、とても悲しい状況をイメージして、そこでセリフを言うよう指示した。その前後でNK細胞の数と活性度を調べたところ、わずか20分でNK細胞の数が増え、活性度も増加した。



この結果は、ケメニー教授の予想に反するものだった。嘆き悲しむことは健康に良くない、悲しむことはNK細胞の活性も数も抑制されるだろうと考えていたのが、反対の結果になり、悲しむことも大笑いの時と同じ影響を免疫系に与えていたことが分かったのである。この医学的発見は、実に意義深い。

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