2018/12/24

第32回効果絶大!!健康塾「健康学・要論」

健康
医学
表示中のページ:1


第32回効果絶大!!健康塾「健康学・要論」

皆さまには関係ないことだが、本論考をかなりのところまで書き終えた瞬間に、筆者のパソコンが全てフリーズしてしまい、全文が消えてしまった。しかも、のっていたのでペンが走り、納得の出来栄えだったのだが、このような時には往々にして、このようなことになるものだ。管理画面の不具合により、執筆者として何度も経験して来たことだが、つらいものがある。今、精神力で再筆しているところであるが、不思議なことに、いつもそうであるように二度と同じ文章を書くことはできない。よりよい文章が書けると信じて、また、一から黙々と活字を埋めていくだけだ。


健康について、ずいぶん研究して来た。もう、自分の頭の中では確固とした「健康学」なる理論が構築できている。それに、その理論には自信があるうえに、「アース」という他力のテクノロジーも加わったので、鬼に金棒である。


男塾の会員の皆様の大半が、今年も激務の中を過ごされ、健康に良いことばかりはできなかったことだろう。接待もある、付き合いもある、出張もある、締め切りもある、酒・たばこの誘惑には勝てない、理想通りの健康生活は出来なかった人が多いのではないだろうか。


そこで、年の瀬に、「健康学・要論」と題して、忘れかけておられる健康学の要を提供することにより、年末年始の休暇中に自己点検してもらおうと考え、筆を取った次第である。来年も、忙しい日々は続く事だろうから、年末年始の休暇と言うのはよい機会なので、ここで少し立ち止まり、自身の健康について考え、来年も活躍してもらいたいという筆者の老婆心からである。



健康論概論
内科系を患うと内科に診療に行き、外科系を患うと外科に診療に行くのが当然としている人が多いが、本当は治療が目的ならばもっともっと選択肢は豊富にあるのだが、子供時代から培った既成概念が、あなたをそのようにかりたてる。


例えば、交通事故にあい、むち打ち症になって外科に駆け込んだところで、引っ張ったり、首を固定したりするだけで、実際は完治しない。それは、保険適用のない整体などに行き、首にある七つの骨の並びを正常な状態に戻す施術をしなければならないからだ。整体の名医なら、首の骨を「バキバキッ」とならして一発で修正することができる。

なのに、それを知らない人は、生涯調子が悪いと言っているし、季節の変わり目は頭が重くなる症状を、「しかたがない」と受け入れてしまっている。骨のズレとか、筋の変調は、整体での治療になるが、なぜか一般化していないばかりに、魚を買いに肉屋に行くような現象がおきてしまっている。おかしなことだ。


また、風邪をひいたなら、内科で診療してもらい、注射を打ち、薬を何種類ももらい、定期服用して治すという行動を当然としているが、筆者からは ? の行動に見える時もある。確かに、薬の服用は風邪の症状を和らげることは可能であるが、それにより、自己治癒力が低下し、病気の完治を遅らせていることも往々にしてある。


医師は風邪を治すことはできないのに、医者に通ったら風邪を治してくれるという錯覚がある。治すのは、己の免疫機能であるのに・・・。そのような知識は、二千数百年前の時代から医聖ヒポクラテスが解き明かしているのに、現代人はそんなことさえ知らない人が多い。


健康塾では、自然治癒力、免疫力を最大化するヒポクラテス医学を提唱しており、誰かに依存して治すという考えをとっていない。病気は自然治癒力を高めることにより、自ら治すことができる身体を持って生まれているという力強い人間像を肯定している。無論、虫歯を患ったり、大怪我をした時に、歯科医や外科医院に行くことを否定するつもりはなく、現代医学に頼らねばならないことも多々ある。


がしかし、生活習慣病をはじめとする、高血圧、糖尿病、通風、花粉症、アトピー性皮膚炎などの多くは、自力で簡単に治すことができる。病院や医者を頼るからこそ治らないのだと思っている。逆に、総合病院で西洋医学に基づく治療をすることにより、完治から遠ざかっているケースもあるほどだ。それは、患者に医学知識が欠如しており、判断する基準もなく医師の言われるままの治療をするしかないことによる悲劇である。


だから、「医学知識を国民に戻す」ために、そして、自分で自分の病気を治すことができることを伝えるために、筆者は誰に頼まれたのでもなく、一人でも多くの人に知らせたくて「効果絶大!!健康塾」を始めた。「知識は汝に翼を与え大空を飛べ、無明は地上を歩むしかない」。「効果絶大!!健康塾」は解放軍である。



「塩」は万病を治すヒーロー
「塩」は、ありとあらゆる病気を治す特効薬であり、それは医者もおそらく知っていると思うが、日本では"減塩ブーム"がブームではなくなり、遂には定着してしまい、「塩」は悪者扱いされて幾久しい。「それは本当か?」というと、大嘘である。詳しくは、男塾の「健康維持の決定版は『塩』にあった」で完膚無きまでに「減塩健康論」を論駁したので、そちらを再読してもらいたい。「健康学・要論」では、そのエッセンスを述べるに留める。


外国での間違った作為的なマウス実験により、「塩の摂取は高血圧に直結する」と、学会で発表され、「塩分控えめ」が常識化してしまっているが、そんなのは日本独特の事情でしかなく、世界中、減塩を奨励しているわけではない。それは「日本」という国の特殊な国内事情でしか過ぎないことを知るべきである。


米国でも、その影響を受け「減塩」を提唱していた時期もあったものの、それに反論する勢力があり、結果的に間違いと気づき、「減塩」が日本のように常識化していないどころか、塩分摂取を奨励している。ところが、日本では味噌・醤油という調味料の食文化により、世界の平均より塩分摂取をしているとされ、塩の取り過ぎに注意を促している。


その逆に、昨今のヘルシーな日本食ブームにより、世界中が「和」の食事を志向し、日本食レストランが急増している。それは、和食が健康的で美味しいからでもあるが、日本人の体形が欧米人に比較してスマートであり、しかも世界一の長寿国家であることも関係している。


味噌、醤油は発酵した調味料であり、なおかつ、塩分を多く含んでいる優れた発酵食品である。真実は「塩分が多い」ことにより、日本民族の健康促進の役割を果たしているのに、逆に塩分を取り過ぎるので、他の食品で調整するために減塩するという理論は、理屈に合わないばかりか、合理的でない。


日本人は味噌、醤油の発明と、その調味料を使っての大和民族の食を作りあげることにより、長寿を実現したのであり、日本食への回帰こそが、健康のポイントである。筆者はごま塩を携帯して常食としているほどの塩分摂取をしているので、健康この上ない暮らしをしている。


赤ちゃんが養育される羊水は塩水である。それは太古の海水とそっくりであるという。生命を次の時代に引き継ぐ胎児は、最高の環境の中で発育されていくはずである。それが塩水なのだ。危篤の時の点滴も塩分、塩分は体に必要なものであると、医療処置によって証明している。一日〇〇グラムと上限を設定しなければならないほど、塩は取り過ぎて病気に繋がるようなものではなく、逆に、塩の摂取は面白いほど病気を治癒してくれるパワーがある。現代人は、塩分不足により、病気に罹りやすくなっていると知るべきだ。

続きは会員様のみに配信しております