第28回効果絶大!!健康塾「正しい在宅医療による、平穏死」前編
病院での「死」は平穏死が難しい
男塾で書かねばならない原稿が多くあり、また、同時に新刊本「社長の失敗Ⅲ」の執筆、校正にも追われ「効果絶大!!健康塾」の執筆が少し「間」があいたかもれない。申し訳ない。提唱している「成長の原理」の発展繁栄理論通り、同時進行して複数の事業を立ち上げることによりどう急成長するかを、自身で証明すべく取り組んでいるのだ。
それに輪をかけて、男塾のテーマ別シリーズ物を、一つのテーマを完結しないまま、次の新たなテーマを見つけ、同時に複数のテーマを追いかけて書いているので、一層膨大な時間が必要になる。勝手だが、起きている大半の時間は執筆している状態である。複数の雑誌に寄稿する売れっ子作家とは、こんな状態なのだろうと思う。まっ成長するということは、ビジーなことだ。
さて、今回の健康塾のテーマは「在宅医療」にした。以前から書かねばならないと思っていた内容である。医療知識というのは、知っているか否かでずいぶんと「差」が出るので、貴重なナレッジ(知識)を提供しなければと、使命感にかきたてられて原稿に取り組む。つくづく「知っている」ということは物理的なパワーであり、反対に「知らない」ということは、何とも「悲しい」ことであると、原稿を書き終えて思う。
勉強しようと思えば、日本ほど環境の整った国はない。どんな類の書物も翻訳されていて日本語で勉強できるし、一日200冊の新刊本が発売され、雑誌においては何種類あるか数えきれないほど出版されており、その気にさえなれば得るべき知識を容易に手にすることができる。世界各国ではなかなかこのような環境はない。
しかし、「ニード・トゥ・ノウ」という危機管理の要諦があるが、「必要な人に知らせ、必要でない人には黙っておけ、情報管制が何より危機管理上大切だ」という意味だが、今回提供しようとする「在宅医療」の知識は、全ての人に絶対に必要な知識であり、特定の人にだけ必要な知識などではない。なぜならば、人は絶対に死ぬからである。