第20回効果絶大!!健康塾「牛乳神話を斬る」2
牛乳はカルシウムの宝庫ではない
ところで、一般的に牛乳には何よりもカルシュウムがたくさん含まれていると信じられている。日本人は欧米人に比べてカルシウム不足。だから牛乳で骨を強くしよう、という強い思い込みがある。これが牛乳神話の一端を担う大きな要因となっている。ところが実は全く逆なのである。
世界32カ国で一斉に同じ方法で、24時間 尿をとってカルシュウムの吸収を調べた結果、日本人の方がアメリカなどのミルク民族に比べたらよほどたくさん吸収して排泄していることがわかった。
骨がもろくなる老人の骨粗鬆症の患者も、圧倒的にミルク民族の国の方が多い。骨折した患者が日本やシンガポールでは非常に低いのに対し、北欧やアメリカは4倍~5倍も上回っている。だからカルシュウムを補うとか骨粗鬆症の予防のためとか言うことで、牛乳を飲むのは全く無意味なことなのである。