2017/03/01

第6回効果絶大!!健康塾「腸ほど大事な臓器はない」2

健康
医学
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第6回効果絶大!!健康塾「腸ほど大事な臓器はない」2


腸内フローラの種類
腸内フローラの菌の数は膨大である。2万1000兆もあるし、便1g当たり1000億個も排出している。腸内には大きく分けて三種類の菌が生息していて、腸内細菌の大部分は「日和見菌」が占めていることが明らかにされている。次いで多いのが悪玉菌であり、善玉菌は最も少ない菌であるという。

割合は、書物によって異なり、悪玉菌2割、善玉菌2割、日和見菌6割というものや、いや、善玉菌は一割しかないという説やいろいろなのだが、その数字の精密さの追求は大して意味がないように思う。

大切なことは、腸内環境が悪玉菌優位になると、文字通り日和見菌も悪玉菌に加わり、腸内が悪玉菌優位となり、よくないということだ。逆に善玉菌優位になると日和見菌は善玉菌化し、腸内環境はよくなる。ということは、善玉菌を増やすような生活を心がけることが健康生活にとって大事だということだ。


食物繊維が腸にいい
腸内環境をよくする食べ物とは何かというと、様々な説があるが、著者の研究してきた最大公約数を述べると「食物繊維」であるということを自信をもって言える。それは知識だけではなく、自分の身体を人体実験してみた結論でもある。

食物繊維の豊富な食事をしていると、腸内バランスを最良の状態に整えつつ、腸内細菌は数を増やし、動きも活発化して、宿主の命を守る方向に働きだす。「抗生物質」は20世紀最大の発明の一つともいわれているが、抗生物質を飲み続けていれば体に有益な菌まで殺し腸粘膜を傷つけることにもなる。体に侵入したウイルスを殺すこともできれば、善玉菌も殺してしまうのである。

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