第3回効果絶大!!健康塾 「朝食だけ断食で人生が変わる」2
「排泄・消化・吸収」と一日の時間帯の中でリズムがある
人間は太古の昔から身体に刻まれている生理的リズムがある。それを一日24時間を三つに分けて、それぞれ「排泄・消化・吸収」の時間とする生理的リズムである。
・午前4時~正午までが「排泄」の時間。寝汗、尿、便、くしゃみ、鼻水など不必要なものを体外に出す時間。
・正午~午後8時までは「栄養補給と消化」の時間。
・午後8時から翌4時は代謝の時間で、消化したものを身体の栄養として吸収し、弱った部分を修復したりして、健康を維持する時間。
昔の人はそのことを先祖からの伝承として知っていたのだろう。だから、古の昔から、排泄の時間帯に朝食という食事をしなかったのではないか。排泄の時間帯に、朝食をしっかりと摂ると、健康維持に欠かせない酵素が十分に働かないので、消化不良を起こしてしまう。胃や腸といった消化器もまだ目覚めておらず、身体の活動に大きく関わる酵素もお休みモードなのである。
それに、そもそも昨晩から睡眠をとっただけで何も生産的な活動もしてなく、代謝以外のカロリー消費はしていないので、食事を摂る必要性がない。食事を摂らないと力が出ないと思うのは単なる思い込みでしかない。力道山も白鳳も、試合前には断食して存分に力を発揮している。食事を大量に摂り、試合に臨むプロスポーツ選手はいない。逆に空腹のときにこそ力はみなぎるのである。
また、「代謝と吸収」の時間帯である、夜8時以降は体は吸収モードにシフトチェンジしているので、この時間帯に飲んだり、食べたり、つまり食事をすると、やはり十分に消化しないので消化不良になり、翌朝下痢をしたり、脂肪として蓄えられてしまったりすることになってしまう。つまり「太る」のである。夜8時のリミットは生活習慣上難しい人は、寝る三時間前までには食事をすますようにする、と覚えておいてもらいたい。